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アニメ『ゴールデンカムイ』のあらすじ
作品の舞台は、明治末期の北海道。
日露戦争から生き延びた元軍人の杉元佐一（すぎもと さいち）は、戦死していった親友寅次の妻であり、そして自身の幼馴染みでもある梅子の眼病治療費を稼ぐために、当時ゴールドラッシュに沸いていた北海道で、ひとり砂金を採っていました。
すると、そこへ居合わせた酔っ払いの男から、とある金塊の話を聞かされます。
それは、「アイヌ人たちが極秘に収集していた大量の黄金が輸送中に強奪され、北海道の何処かへ埋蔵されている」という話でした。
さらに、その強奪犯は網走監獄へ投獄されたのち、埋蔵金の在り処を仲間へ教えるために、複数の囚人たちの身体へ暗号地図の入れ墨を彫り、現在その入れ墨を持つ囚人たちは脱獄していると言うのです。
酔っ払いの戯言だと、話を信じていなかった杉元でしたが、酔いが醒めた男に「話過ぎた」と突如襲われ、さらにその男の身体に謎の入れ墨が彫られていたことから、この話が真実であると確信します。
その直後、ヒグマに襲われ絶体絶命のピンチに陥っているところを、アイヌの少女アシリパに救われます。
偶然にもアシリパの父親は、例の金塊強奪時に殺害されたアイヌ人の一人だったのです。
杉元は事情を説明し、「治療費分は杉元が得ること」、「その残りの金塊をアイヌの手に戻し仇を討つこと」を条件として、アシリパと共に金塊探しの旅に出るのでした。
アニメ『ゴールデンカムイ』は、2014年より「週刊ヤングジャンプ」にて連載中の漫画が原作で、第一期と第二期が2018年に放送されました。
そして2019年7月には、第三期の制作が発表されました。
アニメ『ゴールデンカムイ』の感想
まず「ゴールデンカムイ」といえば「ラッコ鍋」！（笑）
私は、放送終了に視聴したのですが、視聴前から「ラッコ鍋」のネタだけは知っていました。「このマタギ……すけべ過ぎる！！」というやつです。
ちなみに、ラッコ鍋はアニメ第20話で出てきます。なかなかのカオスな空間です。
これまで色々なパロディネタを目にしてきたのですが、やはり元ネタである本作が一番カオスで面白かったです。（笑）
ストーリーの大筋は、「金塊をめぐるサバイバルバトル」なのですが、この作品のもう一つの見どころとしては、北海道の風景の美しさや、アイヌの文化の面白さだと思います。
アシリパが狩猟の方法や、アイヌのグルメ、そして言葉について作中いろいろと教えてくれます。
バトルや狩猟シーンでは、少しグロテスクな描写もありますが、戦闘方法や狩猟方法など「なるほどなぁ～」と感心するような内容が多々あります。
そしてなんといってもグルメ！
ラッコ鍋しかり、うさぎ肉のつみれ汁しかり・・・、作中登場する食事がそれはまあ美味しそうなんです！
いつか北海道の大自然で金塊バトルに巻き込まれた際には、アシリパ伝授の狩猟方法で美味しい料理を作り、「ヒンナヒンナ」言いながら食してみたいものです。（ヒンナヒンナはアイヌ語で、“食事に感謝する言葉”の意です。）