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アニメ『ゴブリンスレイヤー』のあらすじ
15歳となり、神殿を出て冒険者として独立を果たした女神官。彼女は冒険者ギルドで同じ新人の冒険者と即席のパーティを組み、ゴブリン退治へと向かいます。
モンスターの中でも最弱と位置づけられるゴブリンが相手ということで、意気揚々とゴブリンが住まう洞窟を進む冒険者たち。しかし、ゴブリンが仕掛けた罠に嵌り、集団で襲い掛かられたことで、女神官以外のパーティメンバーは次々と倒れていきます。
女神官自身も絶体絶命の危機に陥る中、そこへ全身を鎧に包み込んだ男が現れ、彼女を救いました。
男はゴブリンを一匹一匹確実に仕留めていき、時には女神官の能力すら利用してゴブリンを追い詰めていきます。最後に残った子供のゴブリンにすら容赦なく手を掛ける男は、自身を「ゴブリンスレイヤー」と呼称しました。
その後、女神官はゴブリンスレイヤーとパーティを組んで活動する中で、彼が銀等級と呼ばれる冒険者の中でも上位の実力者であること、ゴブリン退治のみを引き受けていること、ゴブリンを殺すためならば手段を選ばない容赦の無さを併せ持っていることを知っていきます。
そして、あくる日もまたゴブリンスレイヤーはゴブリン退治へと赴くのでした。
アニメ『ゴブリンスレイヤー』の感想
『ゴブリンスレイヤー』の注目すべきポイントとして、作品の要である主人公「ゴブリンスレイヤー」と、主人公を取り巻くキャラクター達について語っていきます。
ゴブリンを殺し続ける冒険者・ゴブリンスレイヤー
本作を語る上で外せないのは、やはり主人公である「ゴブリンスレイヤー」の存在です。ゴブリンを倒すことのみに執着し、時にはクレイジーに、時には柔軟な発想でもって戦略的にゴブリンをその手に掛けていくその様は、一種の爽快感すら感じさせます。
ゴブリンについては博識であり、酷くストイックな姿を見せる彼ですが、反面、女神官や周りの人間とのコミュニケーションにおいてはいつも言葉足らずです。そのぎこちなさにギャップがあり、時折垣間見せるその人間味がまた魅力的ですね。
ゴブリンスレイヤーがゴブリンに執着する理由には、過去に自身の村がゴブリンによって滅ぼされ、姉を目の前で殺されたことが関係しているようです。
同じ村の出身である牛飼娘のことをいつも気に掛けているようですし、非人間的な表情の裏には、実に人間的な心情が見え隠れしているように感じます。
ゴブリンスレイヤーを取り巻くキャラクター達
ゴブリンスレイヤーの噂を聞きつけ、彼の元へ同じ銀等級の冒険者達が現れます。
エルフの妖精弓手、ドワーフの鉱人道士、リザードマンの蜥蜴僧侶。人間では無いということもあり、その個性的なビジュアルには目を引き付けられます。
また、いつも口喧嘩をするエルフとドワーフ、二人を取りなすリザードマンという凸凹な関係性も見ていて楽しい気持ちにさせられます。
生真面目で常識的な女神官と、ゴブリンが絡むと非常識（？）なゴブリンスレイヤーとパーティを組み、どんな冒険を繰り広げてくれるのか。その後のストーリーも必見です。