こんにちは。たぬたぬと申します。
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アニメ『SHIROBAKO』のあらすじ
「どんどんドーナツどーんと行こう♪」
物語の始まりは、神山高校アニメーション同好会の宮森あおい、安原絵麻、坂木しずか、藤堂美沙、今井みどりによる「ドーナツの誓い」。
学園祭で自主製作アニメーションを発表した彼女たちは、「卒業後、いつかもう一度みんなで商業アニメーションを作ろう」という誓いを立てて、それぞれの夢を叶えるために歩き出したのでした。
そしてその「誓い」の2年半後。
アニメーション制作会社「武蔵野アニメーション」に就職したあおいは、社にとっては7年ぶりとなる元受け作品『えくそだすっ！』の制作進行として抜擢され、多忙な日々を送ることに。
必死でスケジュール管理を行うあおいでしたが、原画の遅れや監督のこだわりによる作業の増加、業務班同士の対立など、「アニメーション制作」とは無関係な部分で次々と起こる問題。
あおいはそんな状況でてんてこ舞いになりながらも、他のスタッフや同僚と力を合わせて、なんとか『えくそだすっ！』の製作を進めていくのですが……。
一方「ドーナツの誓い」の他のメンバーも、不安や挫折に苛まれながらも「誓い」に向けて進んでいました。
アニメーターとしての一人立ちを目指し、「早く巧く描く」という課題に挑戦し続ける絵麻。
３DCGクリエイターを目指して、「やりたいことをやる」ために小さなスタジオに移籍を決める美沙。
設定製作の助っ人としてあおいに協力しながら、脚本化を目指し始めるみどり。
アルバイトをしながら声優を目指すも、デビューのきっかけをつかめないしずか。
この物語は、「ドーナツの誓い」を立てた5人が、苦しみながら夢を追いかける姿を描いた一代記なのです。
アニメ『SHIROBAKO』の感想
「お仕事系アニメ」の一つであり、その中でも若干異質な作品です。
「美少女たちがゆるゆるふわふわしながら、今日も元気にお仕事するぜぃ」と言ったタイプの作品が妙に増えていた時期の作品ですが、この作品はどちらかと言えば「骨太」な熱いお仕事アニメだと言えます。
キャラクターこそ美少女が多いものの、その部分は作中では全く重要ではありません。極端な例えですが、「登場人物全員おっさん」でも、SHIROBAKOという作品は成り立つかもしれません（商業的には売れないかもしれませんが……）。
一口に「夢を追う」と言っても、「ゆるゆるふわふわ」しているだけでは夢を掴むのは難しいです。
その道行きには挫折があり、不安があり、きっと華々しい成功の数よりも、忘れてしまいたい失敗や挫折の方が多く転がっていることでしょう。
本作は、そういった「夢を追う」ことの辛さや影の部分を丁寧に描き切り、それでも夢を諦めない尊さやアツさを描いた作品です。
まずは視聴してみてほしいです。一度見れば最後、少年漫画や青春ドラマのようにアツい、彼女たちの青春の世界の虜にされてしまうことでしょう……！
ちなみに劇場版のほうもめちゃくちゃ面白かったです。おすすめです。