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アニメ『シュタインズ・ゲート』のあらすじ
秋葉原の一角に建っている古ぼけた雑居ビル。
その一室で活動を行っているのは、「未来ガジェット研究所」という少し胡散臭い発明サークルで、ラボのメンバーはたったの三人。
リーダーは、大学生ながら厨二病全開の岡部倫太郎。メンバーに幼馴染で高校生の椎名まゆり。そして、岡部と高校時代からの友人で同じ大学に通っている橋田至。
岡部と橋田は、発明とは名ばかりのガラクタ作りに、貴重な大学生活の浪費し続ける毎日を送っていたのだが、2010年の夏、まゆりと訪れた秋葉原のラジ館にて、牧瀬紅莉栖という17歳ながらサイエンス誌に論文が載るほどの天才少女と出会い、それから間もなく、刺殺された彼女の姿を発見したことで、昨日までの日常が一変することになる。
血まみれで倒れている紅莉栖の姿を見た岡部は、思わずその場から逃げ出し、少しでも心を落ち着かせるため、今しがた目撃した事件のことを橋田に伝えようとメールを送る。
しかしその瞬間、突然強烈な眩暈に襲われる。眩暈が治まり瞼を開けると、目に飛び込んできた光景は全く予期していないものになっていた。
隣にいたはずのまゆりだけでなく、周囲の通行人が一人残らず消えており、そして、先ほどまで岡部とまゆりがいたラジ館には、何故か人工衛星が墜落していた──。
アニメ『シュタインズ・ゲート』の感想
本作はタイムリープ物の作品になるのですが、物語序盤はギャグ要素が多く、「一体いつタイムリープするんだ」と、少しじれったくも感じてしまうかもしれません。
しかし、それはジェットコースターで言うところの巻き上げ段階なので気長に待ちましょう。
十話ほどで巻き上げは終わり、ふっと油断させたのちに、物語は一気に急降下を始めます。
その展開の落差に、思わず言葉を失ってしまうほどの衝撃を受けること間違いありません。
何気ない出来事が引き金となり全てが崩壊していくという罪悪感と絶望感、そして一度壊れたものを直すことがどれだけ難しいことなのか──。
2クールということもあり、そういった部分もしっかりと描かれています。
また厨二病、ツンデレ、天然少女、オタク、メイド、男の娘などといった様々な登場人物がいるのですが、それぞれ常人とは違う独特な個性をもっています。
なので、観る人によってはそこが気になってしまうかもしれませんが、その際立ったキャラが物語に絶妙な緩急をつけ、シュタインズ・ゲートの面白さを引き立たせてくれています。
よく「これを観ないと人生を損している」という言葉を聞きますがそれはシュタインズ・ゲートのためにあると言っても過言ではないほどの、とても素晴らしいアニメです。